アダチ果樹園を発って東峰村に向かいます。東峰村災害伝承館では、同村防災管理官の阿波(あなみ)さんが、映像やその後の調査結果を基に、当時の状況とこれからの防災について話してくださいました。なお私たちの直前には福岡市立城南小学校4年生の皆さんが社会科見学に来られていました。各地で大雨災害が続く中、老若問わず現実的な防災学習が必要になっていると痛感します。今の日本、「天災は忘れた頃にやってくる」(寺田寅彦)など呑気なことは言っていられません。
往復の車中では、えぐれた山腹や積まれた倒木、大きな土嚢が並んだ河川などを指し示しながら災害直後の様子や復旧工事の現状などについて美穂県議から報告がありました。この間あちらこちらで重機を見かけ、ほんとうに驚くほど多くの大型トラックとすれ違ったのもめったにない経験でした。
参加者それぞれが「まずは自助。自分の命は自分で守る」の思いと新鮮な野菜果物を抱えて午後5時前に太宰府に帰り着きました。
忙しい中お世話いただいた皆様ほんとうにありがとうございました。